出家と受戒

曹渓宗の僧侶になるためには、まず縁のある寺院で恩師を決めて剃髪してもらわなければならない。
剃髪したら見習い生である行者の身分となり、一定の期間寺院の生活様式を習う。
行者教育を終えると、受戒の手続きを踏み沙弥・沙弥尼となる。沙弥・沙弥尼はさらに4年間基本教育を履修し、所定の試験手続きを済ました後、比丘・比丘尼戒を受けてはじめて僧侶となる。僧侶になると日常的な修行に専念するのが基本である。
伽藍を守護し、礼仏、参禅、祈祷、看経、呪力など日常的な修行を主にする。また寺院の宗務を勤めたり、在家信徒導く伝法や教化活動も僧侶の主な活動である。